TP23 屈曲隣地解析概論
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建築知識5月号
株式会社エクスナレッジ社発行:建築知識2000年5月号より転載


 好調なマンションの販売状況や企業等の遊休地の大量売却などを背景にして、マンション・ディベロッパー各社には、現在大量の土地情報が寄せられている。それら購入候補地の商品価値をできるだけ短期間に、精度高く判断することが求められている。そこで、大京・プロジェクト戦略室では、集合住宅向け統合企画設計ソフト「TP−PLANNER」(コミュニケーションシステム)を活用し、土地情報を基にした建物ボリューム算出から基本設計までを一貫してシームレスに行い、土地購入の意志決定の迅速化、その後の商品企画や基本設計の充実に役立てている。

 大京・プロジェクト戦略室は、用地の仕入れ、商品企画、基本設計、協力設計事務所との均衡、ゼネコンへの工事発注などプロジェクト全般を統括する部署である。現在は、固定的な役割を設けずに機能的、かつフレキシブルに活動するために敢えて大きなまとまりとし柔軟性のある組織にしている。
 大京では、週に数物件の土地の購入をしているが、その前段階では200〜300件ほどの土地情報が寄せられる。そこには立地、面積、土地形状、法的規制など個々の土地の持つ固有の様々な条件・制約が絡む。それらを一つ一つクリアしてまず建物のボリュームを算出して数値化することが重要である。

 TP-PLANNERの使い方としては、まず数多ある購入候補地の土地情報を入力、処理し、その土地の価値を算出することである。現在、同社では計7本のTP-PLANNERが稼動中で、1物件あたり約30分〜1時間程度でこなしている。その際、重要なのが、いかに短時間でこなしている。その際、重要なのが、いかに短時間で大量の情報を処理するかである。
TP-PLANNERでは、ボリュームを算出するための籠掛けだけではなく、同時に一つ一つの専有面積を決めて配置することもできる。また、最大ボリュームを取りながら、住戸数がすぐ分かる基本設計まで一気にできる。各種斜線規制や各住戸面積、エレベータシャフトスペース等の共用配置をやりくりして、できるだけ専有面積を効率的に取ることができる。そして、日影・逆日影機能による日影シュミレーションは、各住戸の値付け、近隣対策としての説明資料にも活用できる。さらには、環境に対する配慮、緑地の取り方、日影がいかに庭に落ちるかなどプランニングにも活用ができる。

土地購入が決定し基本設計されたプランは、外部の設計事務所に委託され、最終的な設計作業を行う。その後の打ち合わせも、TP-PLANNERの活用で基本データが把握できているため、外部事務所に対して正確な指示が出せる。

さて、プレゼン機能だが、見せるプレゼンよりも、住棟配置・平面計画・住戸計画など商品性の検証が重要。TP-PLANNERは本格的なプレゼンにも対応できるよう、バージョンアップで3D・CG機能も追加されている。