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建築企画CAD TP-PLANNER

「今までにない！傾斜地における企画設計手法」
TP-PLANNERによる傾斜地における企画設計
（マンション編）実演セミナー９／２１（木）ベンダーフォーラムB会場にて開催

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１　傾斜地において考慮すべき事項
①自己地盤の傾斜に関して

＜日影規制の場合の処理＞
傾斜面に設定された建物が周囲の地面と接する位置の平均高さを平均地盤面とし、下記の要領で算出します。
一般的に平均地盤面とは日影規制上の用語で、平均地盤面から４ｍあるいは1．5ｍの高さにおける日影時間が
規制されます。したがって平均地盤面は1面だけです。

＜斜線規制に対する処理＞
建築物の法的処理における高さは、地盤面からの高さで定義されます。例えば、高度斜線規制区の高さ制限の限界位置は地盤面からの高さとなり、地盤がどの位置にあるかは建物容積を左右する重要な定義事項となります。建物が周囲の地面と接する位置の高さが３ｍを超える傾斜地の場合、その地盤は３ｍ以内事の範囲における平均の高さとなります。したがって、建物が周囲の土地と接する範囲が３ｍを超える場合、地盤は複数存在し各地盤面の位置における道路斜線、隣地斜線などの高さのチェックも各々の地盤を対象として行われます。
（この部分が尤も煩雑になる要因です。）

②隣地が当該敷地と傾斜あるいは高低差を有する場合
＜日影規制上の処理＞
隣地建物が傾斜地にある場合、自己敷地と同様に平均地盤を算出します。したがって影のチェック面はフラットです。隣地に建築物が無い場合平均地表面とします。地盤高さが確定したら下記同様に緩和処理を行い測定面を確定します。

※ 隣地がフラットで当該敷地より高い場合
その高低差をＮ－１／２の分だけ緩和しその地盤面とします。したがって隣地の傾斜および高低差が複数ある場合その日影チェック面も複数存在する事になります。
隣地が当該敷地より低い場合日影規制上の緩和処理はありません。

＜斜線規制上の注意点＞
※ 道路斜線
地盤面との高低差を考慮し処理されます。
道路面が１ｍ以上当該敷地より低い場合
（H-1）/2だけ道路位置を高い位置にあるものとし緩和されます。
道路面が当該敷地より高い場合
道路の高さからの斜線の立ち上がり位置としさらなる緩和は行いません。

※ 隣地斜線（北側斜線）
隣地（北側）が１ｍ以上高い場合その高さを（H-1）/2の位置にあるものとみなします。
隣地が低い場合当該敷地の地盤面からの起点の高さとなります。