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建築企画CAD TP-PLANNER



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	不動産鑑定６月号	「住宅新報社発行「不動産鑑定」６月号より転載」



	３.ＣＡＤソフト選定のポイントさて、想定建物の信頼性向上のためにはＣＡＤソフトの適切な利用が非常に有効であることが明らかになりましたが、鑑定評価に利用するＣＡＤソフトにはどういったものがふさわしいでしょうか？大まかに以下の３点からの検討が必要になります。 ① 操作性：それぞれのソフトごとに個性があり、使う人の好みにもよるので、いろいろと試してみる必要がある。 ② 機能性：各種斜線・日影チェック及び逆斜線・逆日影機能は最低限必要であり、間取り図等のプランニングを行う機能があれば、現実的な建物をより具体的に想定することが可能になる。 ③ 費用性：建築設計用のＣＡＤソフトは、１００万円を超えることが珍しくないため、考えようによっては一番問題となる点。しかし、ここは想定建物の信頼性と想定作業の効率を高めるための必要経費と思い切り、ソフトの価格と機能を天秤に掛けてバランスのよいものを導入すべきである。当プロジェクトチームでは上記３点から検討した結果、「TP-PLANNER」※２を採用しました。４.次回以降のテーマ* 　　コストをかけてＣＡＤソフトを導入しても、独学ではなかなか上達しません。また、元来建築に関する知識が弱い傾向にある不動産鑑定士にとって、ＣＡＤソフトは敷居が高いものでもあります。そこで、次回以降ＣＡＤソフトを利用して建物想定を行うに当たって必要となる知識や押さえておくべきポイントなどについてTP-PLANNERをサンプルとして具体的に紹介していきます。
	※１ＣＡＤは、”Computer Aided Design”の略。コンピュータを使った設計のことであり、機械設計、論理回路設計等様々な分野で開発・利用されちえるが、この連載で扱うＣＡＤは日影規制・各種斜線制限等の建築形態規制を計算し、建物の設計を容易に行うシステムの意味に限定しています。