TP23 屈曲隣地解析概論
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不動産鑑定９月号 「住宅新報社発行「不動産鑑定」９月号より転載」
建築形態規制ソフト活用のポイント
第４回　ＣＡＤ（建築形態規制）ソフトによる共同住宅のプランニング��
財団法人　日本不動産研究所 ＣＡＤ活用プロジェクトチーム　岩指 良和・福山 雄次
はじめに
前回は、敷地に建物を配置する位置は、敷地形状、道路付、法規の関連で決定されることを説明しました。そこで、今回は基準となる位置に具体的に住戸や共用部分をどのように配置していくのか、その方法を説明します。

１．共同住宅の形式
　
建物を配置する位置を求めたら、その位置を基準として共同住宅を配置することになります。では、その共同住宅の形式はどういったものがふさわしいでしょうか？ここで、共同住宅の形式について整理すると次のようになります。
　
それぞれの形式の特徴については、表１のとおりです。他にも住戸の形式でフラット型・メゾネット型といった形でさまざまに分類できます。どのような型式を採用するかは敷地の形状、道路との位置関係、公法上の規制、想定する共同住宅のグレード等により変わってきます。そのため、こういった知識は建物を想定する基本知識として有用ですし、ここまで細かく考えて建物を想定できればいうことはありません。