TP23 屈曲隣地解析概論
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不動産鑑定9月号 「住宅新報社発行「不動産鑑定」9月号より転載」
ポイント:建物の形式はまず基本の片廊下・フラット型で検討

 
しかし、ここまで細かく知っておかなければCADで建物を想定できないのかといいますと決してそんなことはありません。まず、基本となる片廊下・フラット型で検討し、それでうまく住戸を配置できない場合にメゾネット型、内部廊下型などの形式を検討すればいいのです。
 例えば、図1のように5階部分の北側が日影規制により制約され、5階部分に住戸を配置することが厳しい敷地について、4・5階部分をメゾネット型にすることにより5階部分への住戸の配置を可能にし、容積率を消化することが考えられます

◆図1:メゾネット型による建物
もちろん、TP-PLANNER上で予めこれらの形式の建物サンプルデータを作成しておけば、そのデータを敷地に当てはめ、加工して流用することにより、最適な住宅形式の建物を計画することが可能となります
◆表1:各種形式の特徴
片廊下型 住戸の配列のしやすさ、構造の単純さ、アクセスの容易さ、有効率の高さなどで標準的な形式である。ただし冬季降雪の多い地方やグレードの高い建物では内部廊下型が多い。この形式の最大の欠点は、廊下に面する居室のプライバシーが欠ける点であり、それを改良するため廊下と居室の間にライトコートや小さな吹き抜けを設けたり、居室と廊下の床に段差をつけたものも計画されている。
中廊下型 一般の場合、南北軸、東西採光住戸だけに限られるが、高密度の配置が可能である。ワンルームなど小型の住戸の場合に用いられることが多い。
スキップ型 廊下階の上下階へは各階2戸または3戸ごとに1箇所の共用階段でアプローチをして、片廊下型の欠点をある程度補うことができる。しかし、アプローチが煩わしくなり、また階段数が増加するため、住戸専用面積の有効率の低下は免れない。
ホール・階段室型
(EV分散型)
2戸1EV型は住戸の独立性が高く、プライバシーも確保でき、エレベーターサービスの良い建物となるが、構造が複雑になる。エレベーター台数を減らすため、3戸1EV、4戸1EV、5戸1EVもある。
ホール・階段室型(EV集約型) 超高層建物に多い型で、エレベーターホールを中心として階段・共用設備スペースを集中してまとめたコアの周りに住戸を配列したものである。住戸のアプローチは通常はホールから内部廊下を通って行われるので、片廊下型の変形とも考えられるが、塔状の建物には多い型である。